十数年ぶりに再会した友人は、友情があるから連絡先を教え合ったのだと思っていました。
でも、彼女には違う狙いがあったみたいです。
人を金づるのように扱う友人にウンザリした筆者の体験談です。

同窓会で十数年ぶりの再会 

高校の同窓会に出席した時のことです。
同じクラスだった信子(仮名)と十数年ぶりに再会しました。

私たちはもう50代。高校生だったころはまだ携帯やスマホがなく、今のように気軽に連絡を取り合える時代ではありませんでした。

信子とは高校時代に仲が良かったのですが、卒業後は連絡を取り合うこともなく、そのまま月日が経っていたのです。

同窓会で信子との会話は弾み、「また連絡を取りあおうね」とお互いの連絡先を交換してその日は別れました。

メッセージが負担に

それから、しばしば信子から連絡が来るようになりました。

最初はお互いの近況報告などのたわいもない話題のメッセージが来ていましたが、やがて信子が通っているフラメンコ教室の発表会の前にだけ、連絡が来るようになったのです。

「久しぶり! 元気だった?」から始まり、話はやがて「発表会のチケット買って」に。

最初の1回はおつきあいで購入し発表会に行ったのですが、発表会のたびにチケット購入のお願いをしてくるメッセージが少し負担に思えてきました。