性別にかかわらず孫の誕生は嬉しいもののはず……ですが、そうもいかない人もいるようです。筆者の知人Aさんは女の子を出産したところ、義両親から「女の孫はいらない」と言われたのだとか。その態度を貫いた祖父母に待っていた悲しい結末とはどんなものだったのでしょうか? Aさんから話を聞きました。
孫誕生! 義両親の意外な反応
Aさんは今から15年前に出産をしました。孫の誕生を義両親にも喜んでもらえると思っていたところ、義両親の反応は意外なものだったのです。
「女の子? 女の孫はいらないのよね」
義両親は生まれた孫が女の子だと知ると冷たい態度になり、孫を抱くこともなく帰っていったのでした。性別が理由で孫の誕生を喜んでもらえないことがショックだったAさん。けれど、いつかは義両親にも娘をかわいがってもらえる日が来ることを信じていました。
「女の孫はいらない」と言い続けた義両親
義両親は男が家を継ぐべきという考えの持ち主で、そのため「女の孫はいらない」と言っていました。
Aさんは会う機会が増えれば愛着が生まれるかもしれないと義実家に娘を連れて足繁く通いますが、義両親の態度はちっとも変わりません。
かわいがってもらえることはなく、義両親は大きくなった娘のことを無視していました。Aさんも義両親の態度に嫌気が差し、義実家へ行く回数は減り、いつの間にか年に数回会うだけの関係になっていたのです。
すり寄ってきた義両親
その後、Aさんの娘はすくすくと育ち15歳になりました。その頃、義両親がAさんを訪ねてきたのです。
義両親の用件は、娘に自分や息子たちの面倒を見てほしいというものでした。
夫の2人の兄がいつか男の孫を生むだろうと期待していた義両親。しかし、兄たちは孫どころか結婚もせずに、今でも老いた両親のもとで暮らしています。
その現状を嘆いた義両親は、Aさんたちを頼ることを思い出したのでしょう。