どんな夫婦でも、本来は他人同士。
異なった環境で育ってきた2人であれば、お互いに不満を持ってもおかしくはありません。
今回は、筆者の友人A子さんから聞いた体験談をご紹介します。

ありえなさすぎて無理。離婚がチラつくわ

そう、犯人は食べつくし系の夫でした。
A子さんはケーキを買った後に子ども達と出かけていたのですが、夫はその間に全部平らげてしまったのです。
そんな夫に、A子さんは大激怒!! ところが、

「誕生日ケーキってさ、普通ホールで買うんじゃないの?」

ケーキは10種類以上用意していて、中にはお誕生日プレートがついたものもあったのです。
どこからどう見ても、子どものお祝いケーキだったのに!!

悲しさのあまり大泣きする我が子を見て、悔しい気持ちが込み上げてきました。
「明日またいっぱい買いに行こうね!」となだめましたが、なかなか泣き止みません。
それどころか、謝罪すべき夫が何故かイライラしていて、

「もう無いもんは無いんだよ! 明日買えばいいだろ!!」

あまりにも理不尽な夫に、A子さんは我慢の限界でした。
そのまま大喧嘩になり、子ども達を連れて実家に車を走らせたのです。
事情を説明していた実母が、コンビニスイーツを沢山用意して待っていてくれて、とても助かりました。

後日、誕生日会を仕切り直すことが出来ましたが、今回の件が子どもの心の傷になっていないか心配です。
この事件以降は、正直「離婚」の二文字がチラつくようになってしまいました。

まとめ

美味しいからたくさん食べたい、という気持ちはわかりますが、もう少し子どもや周りのことを考えてほしいですよね。このままではA子さんだけでなく、子ども達の心も離れてしまうかも……。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2020年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。