終活でもよく取り上げられるお墓の問題。自分の入るお墓が決まっていない場合は、生前に準備をすることが大切です。これは筆者の両親のお墓にまつわるお話。自宅供養をしていた我が家に起きた事件をご紹介します。

嫌な感じ

両親の遺骨を預けてからというもの、次男が何となく落ち着かない様子になりました。
するとある日、いきなり次男の部屋から大きな声が!
どうしたのかと聞くと「何か凄い嫌な音が聞こえた! それとママの後ろにも誰かいるよ!」と言うのです。

次男曰く「最近、前と違ってすごく嫌な感じがするときがある。前はじいじやばあばだったけど、今は知らない人。昨日はケガした人がいた」とのこと。
何もわからない私に、何とも怖い話を説明してくれました。

お祓い

夫の知り合いでお祓いをしてくれる人がいたため、お願いすることにしました。
すると「確かに嫌な感じがしますね……」と一言。

今までのいきさつを話すと、その人は「きっとお父さんとお母さんが守っていてくれたんでしょうね。でも、もう大丈夫ですよ」と言ってくれました。

その日を境に、次男は嫌な感じがなくなったと言い、私はお墓参りに行くたびに父と母に「守ってくれてありがとうね」とお礼を言っています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。