若くしてお孫さんが生まれた場合、「おばあちゃん」と呼ばせることに抵抗がある人もいますよね。これは筆者の友人・M紀から聞いたお話。M紀は若いときに結婚・出産。まだ40代の義母が決めた呼び名でとんでもない事態が巻き起こります。

若い『おばあちゃん』

私は20代前半で結婚し、すぐに息子に恵まれました。
義母は自身も早くに出産を経験していたため、当時まだ40代。
息子が産まれたときに、病院で抱っこしていた義母は、看護師さんに「若いおばあちゃんね♡」と言われて、ひどく落ち込んでいました。

『おばあちゃんであることに変わりはないのだから……』と私は思っていましたが、義母は「絶対におばあちゃんって呼ばせないで! 私のことは母さんって呼ばせるから!」と言い出し、息子にも徹底するように言われたのです。

運動会で

息子が話せるようになると、私のことは「ママ」、義母のことは「母さん」と呼ぶようになりました。
ただ不思議だったのは、義母と同じ年の義父のことは「じいちゃん」と呼ばせていたことです。
とにかく、自分が「おばあちゃん」とか「ばあば」と呼ばれることに抵抗があったのでしょう。

数年後、息子の幼稚園の運動会に、私たち夫婦と義両親で参加しました。
観覧席はどの家族もおじいちゃん・おばあちゃんたちも来ていて、とても賑やか!
息子が競技を終えて、私達のいる観覧席の方へ駆け寄り、義母に向かって「母さん! 見ててくれた?」と言ったときに事件が起きたのです。