高齢者の自動車事故のニュースをよく目にするようになりました。しかし、中には車での移動が必須となっている地域に住んでいて、運転をせざるを得ないという人もいます。これは筆者が実際に体験したモラルにかける高齢ドライバーのお話です。
田舎
私の家は田舎にあるため、車での移動が必須です。
バスや電車の本数も少なく、そもそもバス停や駅までの道のりが遠いのです。
そのため近隣の商業施設には大型の駐車場が完備されていることが多く、一台一台の駐車スペースもゆったりとつくられています。
都心のような有料の駐車場が少ないのも、車での移動が必要な地域であるということを踏まえたうえでのことなのかもしれないと思っていました。
スーパーの駐車場で
ある日、私がいつも利用している大型スーパーで買い物を終えて、駐車場に停めた車に乗ろうとすると、私の車が停めてある隣のスペースに軽自動車を駐車しようとしている高齢の女性がいました。
私が買い物かごを持って助手席側のドアを開けようとすると、いきなりものすごい大きさの声で「ちょっと! ドア開けないで!」とその車の高齢女性に怒鳴られたのです。
なぜ怒鳴っているのか意味が分からなかった私は、そのままそこに立っていると「どきなさいよ! 車がぶつかったらどうすんの!」とさらに怒声を浴びせられました。
意味不明
しかし、そこのスーパーは1台の駐車スペースがとても大きく、どう見ても軽自動車なら余裕で駐車ができるはずなのです。
しかも私は、その高齢女性が車を停めようとしている反対側のドアを開けようとしていたので、本当に何を言っているのか理解ができませんでした。
その高齢女性は何度も車を切り返し、なかなか駐車ができないようだったので、私はしびれを切らして助手席側から車に乗ろうとしました。