出費についてとやかく言われ
姑と同居しているママ友からは、様々な苦労があると聞いていました。
ご多分に漏れず、我が家も出てきました。それは出費に関して、です。
水道代や電気代は姑と折半にしているのですが、姑は水道代がかかり過ぎていると目くじらをたててくるのです。
先日、姑が遂にこんなことを私に言ってきました。
「お風呂は二日に一度にしてよ!」
「お風呂に入る回数を減らせば、大幅な水道代の節約になるわ!!」と。
入浴回数を減らして水道代を節約?
さらに、「嫁子さんは、お風呂の時間が長い! 息子は10分程度で切り上げるけど、あなたは20分以上入っているもの!!」とまで。
家のお風呂を借りている身である上に、そこまで言われてしまうと、
「仕事に行くし、毎日お風呂入りたい」とは言いづらくなってしまいました。
毎日お風呂に入りたい。仕方がないので、、、
私は仕事で、油を使います。頑固な油汚れのせいで、服も体もかなり汚れます。
家でお風呂に入れないとなると、銭湯に行くしかないなと考え、
私は仕事終わりに銭湯に行くことにしました。
ほぼ毎日、顔を出していると、銭湯の常連さんとおしゃべりができ、また、
お風呂上りに飲むコーヒー牛乳がおいしくて、銭湯に行くのが楽しみになりました。
水道代がかからなくなって姑は満足していますが、銭湯に行って楽しそうな嫁の姿を見て、
なんだかおもしろくなくなったみたいです。
私が銭湯に通いだして数週間後のこと。
あれだけ節約を気にしていた姑が、「嫁子さん、水道代とか気にしなくていいから、毎日お風呂に入りなさい」とあきらめたように言ってくれました。
【体験者:30代・会社員、回答時期:2023年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:雲川 はるさめ
壮絶な嫁姑問題を経験し「この経験を無駄にしたくない」と自身のネタを元にライター業をスタート。インタビューを始めると、自分以外にも大変な経験をしている人に出会い驚く。現在は、それらの体験及び取材に基づき、読者に共感とちょっとした勇気を与えたいと思っている。