以前は深夜にタクシーを利用することが多かった筆者の知人Aさん。しかし、とある出来事が原因で、最近は利用するのをやめたといいます。今回はそんなAさんから聞いた体験談をご紹介します。
降ろしてください
運転手の言葉に、Aさんは鳥肌が立ちました。酔いもすっかり吹き飛び、正気に戻ったAさんは、自分が口説かれていると気付きます。もちろんAさんにその気はありません。
「すみません。ちょっとトイレに行きたくなったので、そこのコンビニで降ろしてもらえますか?」
「駐車場で待っていますよ。ごゆっくり」
運転手はこう言うと、Aさんをコンビニに降ろしました。Aさんはコンビニまでの乗車料金を車内に残して下車し、すぐにとある番号に電話します。
「そちらの運転手に、しつこく付きまとわれて困っています」
Aさんが電話をかけた先は、車内に貼ってあったタクシー会社の番号でした。
その後、会社からすぐに運転手のもとに電話がかかってきたようで、運転手の乗ったタクシーはコンビニから瞬く間に去っていきました。
もちろん、真面目に仕事をしている運転手がほとんどです。しかし、このような例外な人も稀にいるので、タクシーを利用するときは気をつけたいものです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。