以前は深夜にタクシーを利用することが多かった筆者の知人Aさん。しかし、とある出来事が原因で、最近は利用するのをやめたといいます。今回はそんなAさんから聞いた体験談をご紹介します。
一人で深夜のタクシーに
飲み会の後、終電が過ぎていたのでタクシーで帰ることにしたAさん。Aさんが停まっていたタクシーに近づくと、運転手はすぐに気づきドアを開けてくれました。
運転手の年齢は40代くらい。タクシーに乗るとすぐに「お姉さん、だいぶ遅くまで飲んでたんだね」といきなりタメ口。最初は気さくな人だと思ったのですが、話しているうちに馴れ馴れしく感じてきました。
運転手の誘い
そんなAさんの気持ちには気づかない運転手は、車内でずっとAさんに話しかけてきます。最初は「なかなか結婚ができなくて困っている」など自分の話ばかりだったのですが、いきなり運転手はAさんにこんなことを聞いてきたのです。
「結婚はまだ? それとも彼氏はいるの?」
酔っぱらっていたAさんは、うっかり「独身で彼氏もいない」と言ってしまいました。
「独身仲間じゃん。もう少し一緒に話がしたいからドライブしよう。料金はいらないから」
運転手はハンドルを握りながら、後部座席のAさんを舐めるように見て、ニヤニヤしながらこう言ったのです。