仲が良い兄妹でもどちらかが結婚して家庭を持ったら、適切な距離感を保ちながらつきあっていくのが大切ではないでしょうか。
これは筆者の知人女性から聞いた、兄離れできない義妹にウンザリした体験談です。

兄妹の距離感おかしくないですか!?

結婚したら文香さんの呼び出しはなくなると思っていたのに、ますますエスカレート。
急ぎではないのに、「週末にご飯行こうよ!」「仕事で嫌なことがあって。今晩、グチ聞いて」など、何かと用事を作っては、まるで恋人のように祐樹を頻繁に呼び出すのです。

それをとがめることなく、「うちの子たちは大人になっても仲が良い」と嬉しそうに見ている義母。文香さんの呼び出しにホイホイ出かけていく祐樹。その間、私は家で一人ポツン。

家族なんだから助け合わないと、という気持ちは理解できますが、私との家庭を優先してくれない祐樹にも、私のことをまるで敵かのように見てくる文香さんにも、だんだんと腹が立ってきました。
ちょっとおかしいのでは、といよいよ気持ちが爆発しそうになった時、義父からスカッとする一言が。

「結婚したら祐樹には祐樹の家庭があるんだ。いつまでも甘えるな、いい加減にしろ!」

ほどよい距離感を大切に

どうやら文香さんは、お兄ちゃんを取られたくなくて必死だった様子。仲がいいのはいいことですが、義父の一喝で反省しそれからは祐樹を呼び出すことはなくなりました。

どちらかが結婚しても兄妹の絆は変わらないのですから、つかず離れずの良い距離でつきあいたいですね。

【体験者:20代・会社員、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。
ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。