誰にだって向き不向きはあるもの。それは人間関係を築く上でも同じで、合う人と合わない人もいますよね。今回は、筆者の友人A子さんが驚きの体験をしたお話です。

なんでそんな暗いわけ? 愛想も悪いし本当に苦手

A子さんの会社は、皆仲良く働きやすい職場でした。
誰とも分け隔てなく仲良く出来るタイプのA子さんでしたが、1人だけ苦手な人がいました。

それは、後輩であるB男。
長い前髪で目元が隠れがちで、いつも俯き加減でボソボソと話し、暗すぎる雰囲気。
誰ともつるもうとせず一匹狼な感じで、馴染みにくい雰囲気がどうしても無理でした。

他がワイワイと盛り上がっていても一切会話に入ってこないので、正直「すぐ辞めそう」なんて、失礼なことを思ってしまうほどでした。

初めてのライブハウスにドキドキ! あまりの激しさに後ろへ移動すると

ある日、A子さんは友人に誘われライブハウスへ行くことになりました。
どうやら友人には推しのバンドがいるようで、「A子にもハマッて欲しい!」と連れてこられたのです。

割と激しいバンドが多いようで、会場は大盛り上がりでした。
大きく手を振りジャンプするだけでなく、激しいモッシュやダイブをする観客たちに驚きました。
あまり前の方へ行くと危ないと思い、A子さんは後ろのドア付近で見ることにしたのです。

すると、ゴリゴリのパンクメイクと服装の男性がこちらに近づいてきました。
細身でかっこいい雰囲気でドキッとしつつ、ドア付近で邪魔になるかもしれない! と、慌ててドアの前を離れたのです。
すると、男性はこちらを見て、

「あれ、A子さん? お疲れさまです~」

私、こんなパンクな知り合いいたっけ??
暗い照明ということもあり、誰か分からず目を細めると……!