「離婚したい!」と願う人にとって離婚はハッピーなゴールなのでしょうか? 筆者の知人Aさんは不仲な夫と離婚をすれば幸せになれると思っていましたが、離婚後Aさんに湧き上がったのは意外な感情だったそうです。離婚後のAさんがどのような心理になったのか、話を聞きました。
離婚して幸せになりたい!
Aさんは7歳の息子を育てる母。夫とは不仲で離婚をしたいと考えていました。夫も離婚は了承してくれたものの、子どももいるため細かな話し合いも必要で、すぐに離婚というわけにはいきません。
「早く離婚がしたい! そうすれば幸せになれる!」と思っていたAさん。養育費や面会などについて決め、今の家から夫が出ていくことが決まりました。
離婚届を提出し晴れて他人となったものの、夫が出ていくのは仕事の都合もあって1ヶ月後。Aさんはその日を楽しみにしていました。
夫が出ていく日、Aさんの意外な感情
離婚から1ヶ月が経ち、ついに夫が出ていく日がやってきました。引っ越しのトラックがやってきて夫の荷物を運び出し、夫は「じゃあ」とだけ言って家から出ていきます。
待ち望んだ日がようやくやってきたはずなのに、Aさんの心は晴れません。それどころか気持ちが落ち込み涙が出てきてしまいました。
これまでの苦しい結婚生活からおさらばして大喜びする日になるはずが、Aさんは大きく落ち込むことになってしまったのです。