人の見た目や表面的な情報だけで「この人は〇〇だ!」と決めつける人はいませんか? 偏見を持たれた上に悪口まで言われてしまった日には、なるべく関わりたくないと思うのは自然なことでしょう。今回は筆者のママ友が、人によって態度を変える意地悪ママのスカッとするエピソードを教えてくれました。

Rさんは、前園長のお嬢様だった!

数ヶ月後、幼稚園の一大イベント発表会の日のこと。

来賓の方へ挨拶に回っていたMさん。

すると前園長から「最近娘がこっちに戻ってきて、転園したんですよ。なんだか、ママ友関係で苦労してるみたいでね。Mさんも仲良くしてやってくださいよ」と声をかけられました。

Mさんが「お名前は?」とたずねると、前園長は「年長組のRだよ」と……。

この時『えっ、あの地味女が!?』と思いながらも、Mさんは笑顔で対応。

すると前園長が「私も年だからね、生前贈与のために娘に帰ってきてもらったんだよ」と予想外の話を始めました。

見た目だけで人を判断するのは危険

実はRさんが住んでいるマンションのオーナーは前園長で、何棟もマンションを所有しているとのこと!

今は、娘に譲るために名義変更の手続きをしていると教えてくれました。

Rさんのことを貧乏人だと思い込んでいたMさんは、真っ青な顔で前園長の話を聞いていました。

きっと前園長はMさんが娘をいじめていると知り、Mさんに釘を刺してきたのでしょう。

この日、大恥をかいたMさんは、その後どんなママにも丁寧に対応するようになったのでした。

悪気はなかったのかもしれませんが、見た目や生活スタイルだけで他人を判断して、悪口を言うなんて、褒められたものではありません。

日頃からどんな人に対しても、優しく丁寧なお付き合いを心がけたいものですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:広田あや子