筆者の友人Kさんは、現在中学2年生の男子の母親です。入学時から「スマホが欲しい!」とせがまれていました。しかしKさんは、SNSトラブルやいじめの原因になりかねないと、スマホを買い与えるのをためらっていました。そんなKさんから、スマホに執着した息子がとった衝撃の行動を聞いてきました。

息子とSくん、テストの点数が全教科同じ!?

ママ友たちに「息子の点数が上がったの!」と嬉しそうに証拠写真を見せたKさん。

するとSくんのママが「あの……たまたまかもしれないけど。全教科、Sの点数と全く同じなの」と不思議そうにつぶやいたのです。

周りのママたちは「そんなことあるんだ〜。すごーい!」と拍手してくれたのですが、Kさんは『裏があるかも』とピンときました。

すぐに担任に事情を話し、Kさんの息子とSくんの点数を確認してもらうことに。

スマホ欲しさにズルをしていた息子

すると、Kさんの息子は全教科平均点以下でした。

その後Sくんママが、Sくん本人に確認したところ「やり直ししたいから、1日だけ解答用紙貸して」とお願いされたと教えてくれました。

しかも息子は、Sくんの解答用紙を何問か自分の字に書き直してから、Kさんに見せるという小細工までしていたのです!

夫にも今回のことを伝え、夫婦で息子を叱り飛ばし、3人でSくん宅にお詫びに行きました。

それだけスマホが欲しかったのでしょうが、もちろん、息子のスマホ購入の話は白紙になりました。

子どもとスマホを巡る親子のバトルは、思春期の子どもを持つ親たちにとっては悩みの種ですよね。

子どもの気持ちに寄り添いつつ、親子で納得できる選択をするためには、スマホの必要性を話し合うことが大切ですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:広田あや子