可愛がっていたペットを亡くすと、その喪失感からペットロスに陥る人も少なくはありません。しかしなかには亡くなったペットへの愛情を感じさせない、薄情な飼い主もいるといいます。今回はそんな愛情のない飼い主にドン引きした経験のある、筆者の知人Sさんのお話です。
猫を飼っているママ友
当時Sさんは、子どもが同じ幼稚園に通っているママ友の一人と、同じ種類の猫を飼っていることがきっかけで親しくなりました。
お互いの家を行き来して猫の写真を撮り合ったり、SNSに猫の写真をアップしてコメントをつけ合ったり。
時には子どもよりも猫の話題で盛り上がることがあるほど、2人は猫を溺愛し、家族の一員として大事にしていました。
しかしある日、ママ友のSNSに信じられない投稿がありました。
「家族である〇〇(ママ友の猫)が虹の橋を渡りました。悲しくてまだ受け止めきれません」
なんと、ママ友の猫が突然の病で亡くなってしまったというのです。
慰めに行くと……
Sさんは他人事と思えず、きっと失意のどん底にいるであろうママ友を慰めるため、翌日にお供えの花を買ってママ友の家に向かいました。
「わざわざ来てくれてありがとう」
ママ友は思ったより元気そうな様子でしたが、カラ元気かもしれないと思い、Sさんは神妙な顔でお花を渡しました。
「〇〇ちゃん、突然でビックリしたよ…… 」
猫用ベッドに横たわる亡骸に手を合わせていると、いきなりママ友から耳を疑う発言が投げかけられたのです。