現代日本では夫婦共働きの家庭は珍しくありません。しかし未だに「家事は女の仕事」「俺の方が稼いでいるから家事は嫁がやるべき」という男性が意外と多いのは確かです。今回はそんな古い考え方の旦那さんと離婚に至った経験のある筆者の知人、Kさんから聞いたお話です。

離婚してみたら……

「わかった、次はもっと素直で働き者の嫁さんをもらうよ」
そんな憎まれ口をたたきながらも、旦那さんはあっさり離婚に応じてくれました。

離婚後、Kさんは2人で暮らしていた部屋を出て、職場近くの賃貸マンションで暮らすことに。
「あの人私がいくら稼いでたか、全然知らなかったんだろうな」
Kさんは自分の給与明細を見ながら、毎月旦那さんが偉そうに給与明細を渡してくることを思い出していました

Kさんが家計を握っていたので旦那さんは知らなかったのですが、Kさんは資格もちの専門職で、かなりの高収入。実は旦那さんの年収よりも上回っています。

2人の暮らしが成り立っていたのは、Kさんの収入があってこそだったのです。

その後共通の友人から聞いたところによると、Kさんの元旦那さんは離婚後にひとりで暮らしていけず、家賃を滞納した結果、実家に帰っているとのこと。

再婚活に励んでいるらしいのですが、年収とモラハラ気質のせいか、相手がなかなか見つからないというのです。

一方Kさんは自由気ままなシングルライフを満喫し、現在はマンション購入を考えているそうです。

見事に行き先が別れた2人ですが、Kさんはようやくストレスのない生活を取り戻すことができました。悪気なく発言しているのかもしれませんが、養ってくれる彼女が見つかったとしても、旦那さんはモラハラ気質を直さないと再婚は難しいでしょう。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子