写真撮影が好きな私にとって、子どもの運動会は腕の見せ所。毎年一眼レフのカメラで望遠レンズを使ってはりきって撮影し、仲の良いママ友の子どもを撮ってあげることもありました。それを見ていたママ友A子が見せたあつかましい行動とは……?

「ほら次うちの子の番よ!」と私の隣でうるさく言ってくるA子。仕方なくA子の子どもにカメラを向けて何枚か撮影すると、「どれ? 見せて!」とその場で撮った写真までチェックしてきます。

うまく撮れていたことに満足し、さらには集団演技でも自分の子の踊る場所をわざわざ知らせてきて撮ってもらう気満々でいるのです。

我が子と場所も離れているし、ちょっと無理かも…と、やんわり断っても、「えっ! どうせついででしょ!」と言って引きません。

あつかましいにもほどがある

仲良しのママ友でも、こっちが善意で撮ってあげているだけで、そんなことを頼んでくる人はいません。

A子の子どもの撮影に気を取られて我が子の大事な場面を逃すなんて有り得ないので、私がはっきり断ると、「何なの? ケチね」と納得のいかない様子で他のママ友に愚痴っていました。

周りのママ友も苦笑いでしたが、A子は全く気付いていない様子。
私はそれ以来、A子にはなるべく関わらないと心に決めたのでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kumi.M