写真撮影が好きな私にとって、子どもの運動会は腕の見せ所。毎年一眼レフのカメラで望遠レンズを使ってはりきって撮影し、仲の良いママ友の子どもを撮ってあげることもありました。それを見ていたママ友A子が見せたあつかましい行動とは……?

子どものとっておきの瞬間のために

私は写真を撮るのが好きで、子どもの成長を写真に収めるのが趣味です。
毎年子どもの学校行事にはお気に入りの一眼レフカメラを持って行き、望遠レンズを使って我が子のとっておきの瞬間を撮影するために奮闘していました。

学校行事の中でも、特に運動会は絶好の撮影チャンス。
毎年まるでカメラマンのような出で立ちで、ベストショットを撮るためにはりきって朝早くから場所取りをし、重いカメラを抱えて撮影に臨んでいました。

我が子以外の友達も撮影していると……

どうせ撮るならと我が子だけでなく、タイミングが合えば仲の良いママ友の子どもの写真も撮ってデータを送ってあげることもありました。

ママ友からは毎年すごく感謝され、喜んでもらえると私も撮りがいがあり、嬉しくなりました。

ある年の運動会のことです。例年のように私が仲の良いママ友の子どもの写真も撮っているのを見ていたママ友A子。
A子とは子ども同士仲が良いわけでもなく、出会えば挨拶をする程度の付き合いでした。

撮影をねだってくるなんて

A子が運動会で私を見つけて、「うちの子は5レース目の2コースだから!」と徒競走の走る順番をわざわざ伝え、撮影をねだってくるのです。