最近ではモンスターペイシェントといって、医療従事者に向けて理不尽なクレームや暴言をぶつける患者さんが増えているといいます。今回はモンスターペイシェントとまではいかないものの、対応に困るクレームを言われた経験のある筆者の知人、Sさんから聞いたお話です。

勤務先の調剤薬局で

Sさんは当時、調剤薬局で医療事務のパートをしていました。

ある日の営業開始前、Sさんたちスタッフが局内の清掃やレジの準備をしていると、薬局の電話が鳴り響きました。
「はい、〇〇薬局です」
「ああやっと繋がった! あんたの薬局、ちょっとサービス悪いんじゃないの!?」
いきなり女性の声で大声でまくしたてられ、電話をとったSさんはビックリ。

「申し訳ございません。どうかなさいましたか……?」
まだ責任者が出勤していなかったものの、電話の向こうの女性がかなり怒っている様子だったため、Sさんは事情を聞くためにおそるおそる言いました

「昨日聞きたいことがあって電話したのに、繋がらなかったのよ!」