娘の通うピアノ教室の発表会での私の実体験です。その教室は地元ではとても有名で、子ども以上に親の方が熱心というケースもよくありました。小学2年生のA子ちゃんもお母さんがとても熱心で、発表会には中学生レベルの曲で挑んでいたのですが……。今回は、人気の漫画をクイズ形式で紹介します。どんな結末になるか予想してみてくださいね。

名門ピアノ教室の発表会で起きた悲劇

娘の通うピアノ教室主催の発表会が行われました。その教室の生徒は総勢50人ほどでしたが、先生のご実家が代々ピアノ教室という地元で有名な教室だった為、わざわざ遠方から通っている生徒も多かったようです。教室には大先生と若先生がいて、その2人が生徒を割り振りして教えていました。

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ここでクイズ

失敗を繰り返していたA子ちゃんはとうとう泣き出してしまいました。すると若い男性が突然ステージに上がりA子ちゃんに近づいていったのですが、この後男性はいったい何を始めたでしょうか?

正解は……

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正解は『A子ちゃんの隣に座り最初から一緒に演奏を始めた』です。
最前列にいるお母さんはひたすらビデオを撮り続け、先生も何のフォローもしません。私が『かわいそうで見ていられない』と思った時、観客席で出番を待っていた一人の男子高校生がステージに上がりA子ちゃんの隣に座りました。そして泣いているA子ちゃんに小声で何か話すと最初から一緒に演奏を始めたのです!!

こうしてA子ちゃんはなんとか最後まで演奏することができました。そして演奏後、A子ちゃんのお母さんと先生たちはこの男子高校生に一喝されたのだとか……。実はこの高校生、コンクールで入賞した事のある実力者で、そんな彼の「もっとA子ちゃんの気持ちを考えてあげて!」という言葉に誰も言い返せなかったそうです。

ftnサイトでは、このストーリーの完全漫画版も公開中!

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:佐田 静
ftnコラムニスト:karira