悪天候時に「不要不急の外出はしないでください」とニュースで呼びかけていますよね。
「少しくらい大丈夫だろう」という甘い考えが招いた、台風の夜に大変な目にあった筆者の体験談です。
「少しくらい大丈夫だろう」という甘い考えが招いた、台風の夜に大変な目にあった筆者の体験談です。
家に帰れない!
時間が経つにつれてどんどん強まっていく風雨。
なんと電車が私の利用している駅の3つ手前の駅で立ち往生してしまったのです。
「台風が通過し安全確認ができるまで電車は停車、運転再開のめどは立っていない」と車内アナウンスがありました。
私は水も食べ物もないまま電車内で一夜を明かすことになったのです。
不安な夜
大半の人は私のように水も食べるものも持ってなく、強い風でゆれる電車内は、不安な雰囲気でピリピリしていました。
そんな中で一緒に乗り合わせた旅行帰りの家族が、自宅のおみやげ用に買ったお菓子を周りの人に配ってくれたのです。
この家族のおかげで車内が少し和みました。
非常時の助け合いは本当に大切ですね。
悪天候のなか何とか水と食料を調達した駅員さんが乗客に配ってくれたのは、日にちが変わるころでした。
危機管理はしっかりと
朝になって電車が動き、私はやっと家に帰れました。
悪天候時の外出は何が起こるかわかりません。
不要不急の外出は避けるべきだったと反省しました。
悪天候に限らず電車が緊急停車し、身動きが取れなくなることがあるかもしれません。
電車に乗るときは、飲み物と少量のお菓子などは持っていたほうが安心だということも、学んだできごとでした。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。
ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:K.Sakura