家族や友人から相談を持ち掛けられたとき、つい「アドバイスしてあげよう」「教えてあげよう」と必死に話したことはありませんか? 私は人からの相談にたいして、偉そうにも『教えてあげる』と考えることが多々ありました。そんな私の考えを変えてくれた祖母とのエピソードを紹介します。
仲のいい友人からの相談
私は自分で言うのもなんですが、物腰柔らかで分別のある行動を取っていることからか、家族や友人・同僚などから相談を受けることが多々あります。
その日は親しくしている友人から人生相談を受けました。友人の悩みは家族にまつわることで、家族との付き合い方や考え方に深刻に悩んでいることを打ち明けられました。
私は話を一通り聞いて友人にも改善できるポイントが複数あると思い、「こう考えてみて?」「これを実践してみて。」とアドバイスすることに。
しかし、友人は「でも、でも、だってね、」と私の話に耳を傾けられない様子でした。その日はとくに解決策が見つかるでもなく友人と解散。
私はうまく相談に乗れなかったことが気がかりになっていました。