冠婚葬祭にはいくつかマナーがありますが、事前に調べておくか、実際に経験しないとわからないことも多いのではないでしょうか。今回は経験がなかったが故に、お通夜で大恥をかいてしまった筆者の知人、Kさんに聞いたお話です。

代理でお通夜へ

当時Kさんはまだ20代。
体調が優れない両親に代わって、初めて親戚のお通夜に行くことになりました。

「お焼香ってどうするんだっけ」
まだ身近に亡くなった人がいなかったため、Kさんはお焼香のやり方すらわからず、とりあえず先にお焼香している人を真似てやり過ごしました。
「お通夜とかお葬式とか初めてだし、わからないことばっかりだな……」
緊張するKさんをよそに、お通夜はつつがなく行われました。

「Kちゃん、今日は遠いところをありがとう。このあとお食事用意してるから食べて行って」
そう親戚のおばさんに言われたため、Kさんは通夜振る舞いをいただくことに。