世の中には、漫画やドラマに出てくるような悪い話が現実に存在しているそうです。身のまわりの人から体験した話を聞かなかったので、現実味がありませんでした。しかし、まさか自分の身に降りかかる日が来るとは……。今回は、筆者が実際に体験したエピソードをご紹介します。
帰ろうとしたら、、、帰れない?
約束の日、実際にSちゃんのフェイシャルエステの体験を受けて、気持ちいい時間を過ごすことができました。
終わって帰ろうとすると、「今日の凄い良かったでしょ?! どう? 通ってみない?」と、予想していなかった勧誘が始まってしまったのです。
「いや、そんなつもりで来たわけじゃなくて、今日は練習台って話だったから……」と話すと、Sちゃんに「そっか〜そうだよね〜、ちょっと待ってて!」と言い残してお店の裏に入ってしまいました。
そして程なくして別の女性の方がやってきて名刺を渡されたところ、その方が店長さんだったのです。
(あ、もうこれは逃げられないやつだ。)と悟った私は、結局38万円のエステコースをローンで組まされて、帰ることができたのでした。
半泣きになりながらの家路で、(これから頑張ってローン払っていかなくちゃ)と夫に内緒で返していこうと思ったのですが、サクッとバレてしまいました。Sちゃんが働いているためクーリングオフもしにくく、夫のボーナスから一括で返済することになったのでした。
エステは確かに良いものでしたし、私の断れない性格が恨めしい一方で、再会したSちゃんとは今後距離を置こうと決めました。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:南さおり