近年は異常気象が頻繁に起こり、夏の暑さは昔と比べると尋常ではありません。しかし、部活動の練習などは以前と同じように行われているところも。これは筆者の息子が、真夏に思わぬ症状を引き起こしたときの体験談です。

中毒?

「水中毒だね~。」

水中毒とは、過剰な水分のみを摂取することによる症状なんだそう。
水分を補おうと大量の水だけを飲むことによって、血液中の塩分濃度(ナトリウム)が急激に低下して「低ナトリウム血症」の状態になることだと言われました。

症状は熱中症に似ていても、原因が違うので注意しなければいけないとのこと。
初めて聞いた『水中毒』というワードに、私も息子も驚いてしまいました。

予防

初めて聞いた症状でしたが、炎天下に外で運動するときは、水分だけではなく塩分も同時に摂取する必要があると言われました。
予防として有効なのは、スポーツドリンクのように塩分が含まれている水分の摂取だそうです。

その日から息子は、水筒に加えてスポーツ飲料のペットボトルを凍らせて持っていくようになり、極力水だけを飲むことは避けるようになりました。

それにしても、水中毒という症状があることにも驚きましたが、体内の塩分が減ることであそこまで体調に異変を来すのだと少し怖くなった出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K