これは筆者の友人A子から聞いた結婚当初の話です。旦那さんの実家の隣りに住んでいたA子夫婦。洗濯物を干していた夫を見て血相を変えてやってきたのは口うるさい姑でした。バトルになりそうなところへ現れた救世主とは……?

家事は分担制のはずが??

友人のA子が結婚した当初の話です。結婚してすぐに夫の実家のある敷地内の隣りに家を建てて住んでいたA子夫妻。

夫婦共働きだったので、お互いに協力しながら家事は自然と分担制で、できる方ができることをするというスタイルでした。

ある日、朝から夫(Y男)がベランダで洗濯物を干していると、それを見ていた姑が血相を変えて家にやって来ました。

「どうしてY男が洗濯物を干しているの!?」「近所にもみっともないからやめて!」と言うのです。

息子がかわいそうと泣きつく姑

朝から何事かとびっくりしたA子。お互い仕事を持っているので家事はいつも分担しながらしていると説明するも、全く聞く耳を持たず、あげく「息子がかわいそう」と泣き出す始末です。

泣きつく姑に困っていると、「あの……」と助け舟を出してくれたのは夫のY男でした。

Y男は、A子の仕事にも理解があり、家事を分担することにも全く抵抗はなくいつも協力的でした。

家事は嫁がするものと思い込んでいる姑に、一喝してくれたのです。

自分とA子の稼ぎはA子の方が多いくらいであること、男も家事をするのは当たり前で、できる方がすればいいと思っていること、何もかわいそうではないということを淡々と姑に説明してくれました。