夜に1人で帰宅するとき、怖い経験をしたことはありませんか? 今回は、知人のA子から聞いた夜の駅での恐怖体験をご紹介します。駅のホームで黒いモヤを見かけた彼女が怖さを我慢して近づくと、そこには驚きの光景が広がっていました。

深夜の駅で恐怖体験!

残業をして、いつもより遅い時間に帰宅することになったA子。
A子が駅に着くと、遅い時間だったためか、ホームにひと気はありませんでした。
いつもとは違う様子に「不気味だなぁ」と思いながら改札に向かっていると、A子はある不思議な光景を目にしました。
フェンスの上あたりに、黒いモヤモヤとしたものが浮かんでいるのです。

残業の影響で疲れ目が原因かと思いましたが、目を凝らしても黒いモヤは消えてくれません。
これはもしかして悪霊か、なにかなの……?
そのモヤのすぐ横を通らないと、改札にたどり着くことはできません。
A子はホームで1人、恐怖のあまり動けなくなってしまいました。

恐怖を我慢して近づくと

とはいえ、ずっとホームにたたずんでいるわけにはいきません。
A子は震えながら、黒いモヤに近づきました。
怖いから見たくない、でも正体が知りたい……。
彼女は怖さを我慢して、黒いモヤを確認することにしました。

サッと黒いモヤを確認すると、妙にフサフサしています。
なんだろう? と思わずじっと見つめると、その正体は「黒いかつら」だったのです。

いたずらとは考えにくいので、かつらは恐らく落とし物。落とし主が気づきやすいように、誰かがフェンスの上に置いていたようなのです。