産まれたばかりの赤ちゃんを見るなり、実の両親よりも「父親似だ」「いやいや母親似だ」という話はよく聞きますよね。今回はそんな産まれたばかりの赤ちゃんの顔をめぐり、信じられない発言をした姑と闘った筆者の知人、Mさんから聞いたお話です。

かわいい赤ちゃん誕生

Mさんは当時、赤ちゃんを産んだばかり。

初産だったため出産までにかなりの時間がかかり、やっと出会えた娘はほんとうにかわいくて、天使のように見えました。

「かわいい娘を産んでくれてありがとう」
Mさんの旦那さんは目に涙を浮かべながら言いました。

Mさんの娘はMさんによく似た顔立ちで、「ママにそっくりね~ 」と看護師さんやMさんのお母さんから口々に言われていました。
「ママに似て美人になるだろうなあ 」
すっかり娘にデレデレの旦那さんは、毎日病院に娘の顔を見に来ていました。

姑のトンデモ発言

Mさんが娘を連れて退院してから数日後、お姑さんが孫の顔を見るために訪ねてきました。
「Mさんお久しぶりね。赤ちゃんはどこ?」
Mさんは旦那さんより少し年上であることから、「もっと若いお嫁さんが良かった」とお姑さんにあまりよく思われておらず、結婚をしてからほぼ顔を合わせる機会はありませんでした。

「今、寝付いたところで…… 」
Mさんがお姑さんを娘のところに案内すると、お姑さんはまるで値踏みするように赤ちゃんの顔をじろじろと見ました。