いまだに学歴だけで人の価値を判断する人は少なからず存在しますよね。
友人A子の姑もその1人でした。今回は、A子から聞いた息子の妻であるA子を高卒という理由で長年に渡り見下してきた〈学歴厨〉の姑を襲った悲劇のお話をご紹介します。

高卒からのチャレンジ

高校を卒業した後、A子は大学には進学せずにインフラ系の大手企業に就職しました。

同僚は有名大卒がほとんどでしたが、A子は持ち前の負けん気と努力で懸命に働き、徐々に社員の信頼を集めるようになりました。

A子の仕事ぶりは次第に高く評価され、重要なポジションに就くことになりました。

結婚、そして反対

やがて大きなプロジェクトチームのメンバーになったA子は、そこで大学教授のM男と出会いました。

M男はA子に一目惚れし、出会って早い段階で、結婚を前提としたお付き合いを申し込みました。

A子も、彼の仕事に対する姿勢やA子への誠実な気持ちに心を動かされ、M男の申し込みを受けることに。

後日、2人はM男の実家に挨拶に行きました。

しかし、M男の母親はA子が高卒であることを理由に「うちの家系にそぐわないわ」と結婚を猛反対。

それに納得がいかなかった2人は、母親の反対を押し切る形で結婚することにしました。

それから数年後、A子たちは3人の子どもにめぐまれました。

しかし、実家に帰省するのはもっぱらM男のみ。

姑は実の孫が生まれても冷たい態度を変えることはなく、A子と子どもたちが実家に帰ることを許しませんでした。

孫たちの成長と姑の変心

やがて子どもたちが成長し、偏差値の高い大学に進学すると、姑の態度は一変。

「さすが私の孫たち」と言って、何かと子どもたちを自宅に招待するようになりました。