今回は、A子から聞いた息子と2人で路線バスに乗車していた時に起きた、「ハラハラ」そして「スカッと」する出来事をご紹介します。
安全な到着と感謝の言葉
運転手さんのおかげで、男性はそれ以上声を出すことはありませんでした。
すぐに次の停留所で降りて行き、車内の緊張感は和らぎました。
一時はどうなることかと思いましたが、何事もなくホッと胸を撫で下ろしました。
その後、無事に動物園前の停留所に到着。
バスを降りる際、運転手さんが息子に
「今日はありがとう。助かったよ」と声をかけてくれました。
息子はニコッと笑って「どういたしまして」と嬉しそうに返答。
この出来事を通じて、息子はより一層バスが好きになりました。
息子の行動に感心! 「ハラハラ」バスの旅
息子の正義感と素直さには改めて感心しました。
時にはその勇気にハラハラさせられることもありますが、息子の「思ったことを素直に伝える姿勢」には少し羨ましさも感じ、見習いたいと思いました。
ただし、子どもが大人に注意することは場合によっては危険を伴うこともあります。
そのため慎重に見守る必要があるとも感じました。
今回は、運転手さんの迅速な対応のおかげで、息子も私も無事に楽しい1日を過ごすことができました。
反面教師の大人
子を持つ母として、一先ず、A子の息子が大きなトラブルに巻き込まれずに済んでホッとしました。
それと同時に、子どもの正義感を育てながらも、どうやって安全に見守るかを考えさせられました。
公共の場では大人が率先してマナーを守り、子どもにお手本を見せてほしいものですが、悲しいかな今回の男性のようにマナー違反をする大人は少なくありません……
急ぎの電話だったのかもしれませんが、子どもから指摘され逆ギレする始末。
子どもには「こんな大人にだけはなってほしくない」と心底思った出来事でした。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yumeko.N