これは筆者が友人から聞いて、【離婚後の家族のかたち】について考えさせられたお話です。娘のために離婚した元旦那と再び一緒に暮らしていたところ、ある日玄関のチャイムが鳴って……!?
「また3人で暮らしたい」と泣く娘のために、元旦那との同居を決意
私が元旦那と離婚した時、娘はまだ2歳でした。離婚理由は「性格の不一致」で、毎日喧嘩が絶えなかったため。
離婚後は私が親権を持ち、娘と2人でアパート暮らしをしていたのですが、しばらくすると娘が「パパに会いたい」と毎晩泣くようになってしまいました。
そんな時、娘と元旦那の面会時に「また3人で暮らしたい」と泣く娘をみて、元旦那が「娘がもう少し大きくなるまで、一緒に暮らしてみないか」と提案してきたのです。
娘の夜泣きに心を痛めていた私は、悩んだ末にその提案を受け入れました。そして『復縁はしないけれど、別れた元旦那と一つ屋根の下で暮らす』という、不思議な生活が始まったのです。
私と元旦那それぞれの部屋をつくり、夜は交代で娘と一緒に寝ました。部屋を分けているからなのか、結婚していた時のように喧嘩をすることもなく、意外と平穏に暮らせていました。
「不思議な関係だけど、夫婦ではなく『娘のパパとママ』として一緒にいるのも悪くないかも?」と思い始めたころに、事件は起こったのです。