筆者の知人Aさんから聞いたお話です。Aさんは1人目の男の子を産んだ後、次の子を流産。その後娘を授かり、健康に生まれて来てくれたことに心から感謝していました。Aさん夫婦は流産してしまった子のために、仏壇にお花を欠かさずに供えていました。そんなAさん夫婦を見て、小学生になったばかりの娘は不思議そうな顔。「娘ちゃんのお兄ちゃんかお姉ちゃんになるはずだった子のためのお花だよ」Aさんがそう教えましたが、娘はまだ幼いためによくわかっていない様子でした。
言っていいことと悪いことがありますよね。
姑に悪気はなかったのかもしれませんが、幼い孫に対して言う発言とは思えません。そして、実は旦那さんには長男であるお兄さんと差をつけて育てられたというトラウマがあるため、なおさら怒りに火がつきました。ブチギレた旦那さんは姑を家から追い出し、その後絶縁を宣言したとのこと。
すでに舅は亡くなっているうえ、姑の頼みの綱であるはずの旦那さんのお兄さんは仕事の都合で海外で暮らしています。結局姑は、アパートで独り暮らしをしているそうです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:セキザワ アイ
ltnライター:齋藤緑子