人はさまざまな事情で働いています。でも一生懸命働いている人をバカにする権利は誰にもありませんよね? これは筆者の友人・T美から聞いたお話。大学時代の後輩が、頑張って働くT美に吐いた暴言とはどんなことだったのでしょうか。
親の借金
私の家は自営業で飲食店を営んでいました。
私たち姉妹が子どもの頃は、かなり多くのお客さんでにぎわっていたのですが、私が社会人になった頃に不況のあおりを受けて閉店に追い込まれることに。
銀行から借りていた借金が残っていて、仕事を失った両親だけでは返済が難しく、借金を返すために私も頑張って働いていました。
同窓会
ある時、大学時代のサークルの同窓会があり、仲の良かった仲間に誘われて私も出席しました。
久しぶりだったので、みんなでお互いに近況報告をしていると、いきなり後輩のY子が近寄ってきてこう言ったのです。
「先輩、何だか顔が疲れてますよ? ニコニコしているけど、何がそんなに楽しいんですか?」
Y子は大学卒業と同時に地元で会社を経営する御曹司と結婚。
何不自由ない生活を送っていると聞いていました。
私は「父親がお店閉めちゃってね。私も頑張ってるんだよ。今の仕事は私に合ってたみたい。身体はキツいけど楽しいよ。」と状況を説明しました。