夫婦の金銭感覚の違いは、ときに大きな問題を引き起こします。将来を見据えて貯金をしたい妻と、今が楽しければ良いと散財する夫。これは筆者の友人・Kから聞いた、Kの家庭で巻き起こったお金に対する価値観のエピソードです。

金遣いの荒い夫

私の夫はとにかく金遣いが荒い人です。
大手の商社に勤務しているので、それなりの収入もあるのですが、貯金を一切しません。

結婚前は「太っ腹な人」と思っていたのですが、実際に生活を共にすると驚くことが山ほどありました。

夫の趣味は家電。
最新家電が発売されると、高いお金を払ってでも購入するところがありました。
私たち夫婦にも息子が産まれ、教育費などがかかるようになったにもかかわらず、夫は金遣いを改めようとはしなかったのです。

入学金

息子が大学に合格したとき、私は夫に入学金の話をしました。
私も仕事をしていたので、お財布は別だったのですが、夫は悪びれもせず「え? そんな高いの? お金ないよ~。」と一言。

入学金は振り込む期日も決まっているため、どうするのかと聞いても「お前持ってないの?」と言い出す始末。
夫の通帳を見せられた私は、1万円以下の残高に心底驚きました。