今回は、筆者の友人の同僚Hさんのお話です。
Hさんは当時OL5年目で、職場は小さな会社でしたがアットホームな雰囲気で、同僚や先輩後輩とも仲良く楽しく働いていました。ある日、会社近くのお店で小さな貯金箱をもらい、たまたまそれが好きなキャラクターのものだったので、デスクに置いておくことに。
財布に溜まった小銭を入れて貯めていましたが、切手や乳酸菌飲料を買う際に両替を頼まれることもあって、よく蓋を開け閉めしていました。
そんなことをしていたある日、事件が起こったのです…。
Hさんは当時OL5年目で、職場は小さな会社でしたがアットホームな雰囲気で、同僚や先輩後輩とも仲良く楽しく働いていました。ある日、会社近くのお店で小さな貯金箱をもらい、たまたまそれが好きなキャラクターのものだったので、デスクに置いておくことに。
財布に溜まった小銭を入れて貯めていましたが、切手や乳酸菌飲料を買う際に両替を頼まれることもあって、よく蓋を開け閉めしていました。
そんなことをしていたある日、事件が起こったのです…。
なんと、貯金箱について話していた隣の席の後輩が、その貯金箱からお金を抜いていたのです。
Hさんは後輩に注意するかどうか悩みましたが、目につくところに貯金箱を置いていた自分も悪いと思い、貯金箱を撤去するだけで済ませました。
のちにその後輩は女子ロッカーで、鍵をかけ忘れた人のロッカーからお金とブランド物の財布を盗んだのがバレてクビになってしまいました。
Hさんは「小銭を盗んで味をしめて、人のロッカーまで漁るようになってしまったのかもしれない。私がもっと早く注意していれば…」と悔やんだそうです。
盗み癖がエスカレートする前に注意していれば、とも思いますが、そもそも小銭を盗むこと自体が犯罪です。やって良いことと悪いことの区別ができなくなっていたのかもしれませんね。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年4月】
※窃盗・詐欺は犯罪行為です
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:じん まなみ
ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。