高齢出産
私には二人の息子がいます。
一人目の息子は29歳で出産しましたが、二人目がなかなか授かれず、38歳でようやく二人目の息子を授かることができました。
長男のときは同じくらいの年代のママ友が多かったのですが、次男のときはどこへ行っても最年長。特に次男が小学校へ上がったときは、周囲のママ友は皆若く、若干ジェネレーションギャップを感じていました。
ボスママ・Y
次男の小学校の授業参観後、保護者会に出席すると、そこにはYというボスママがいました。
このYは自称元ヤンとのことで、周囲のママ友いわく「幼稚園の頃から偉そうにしてるんだよ。」とのこと。
幼稚園が別だった私は、Yとは初対面でした。
Yは確かに見た目も少々派手で、周りに数人のママ友を侍らせて偉そうにしていました。
私が顔見知りのママ友と話をしていると、そこへYがやってきて、急に「誰のおばあちゃん?」と声をかけてきたのです。
私が「S(息子)の母親です。」と答えると、Yは大きな声で「え~! 高齢出産じゃん!」と一言。周囲のママ友達に「年取りすぎてて大変そうねぇ!」などと大きな声で悪口を言っていました。
イケメンで人気の担任
するとそこに担任の先生がやって来ました。
この担任の先生はイケメンで、生徒はもちろん保護者にものすごく人気のある先生。
Yもさんざん媚びを売っていましたが、Yの大きな悪口を聞いていた先生に
「Yさん、子どもにイジメはいけないと言っているのに、親がそういうことしたらダメなんじゃないですか?」
と言われてしまったのです。
自分のお気に入りの先生に咎められたYは何も言えず。
周囲に侍っていたママ友達もバツが悪そうにいなくなりました。
ボスママの末路
Yも私の方を見て「ごめんなさいね。」と吐き捨てるように言いながらいなくなりましたが、先生の言葉にスカッとしました!
その後、そのときのことが保護者間に広まり、Yは孤立。
今までYの取り巻きをしていた保護者達も離れてしまい、Yは学校行事に顔を出さなくなってしまいました。
Yにも悪気はなかったのかもしれませんが、他人のセンシティブなことに土足で踏み込むような真似をする人とは、お付き合いしたくありませんよね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K