筆者が住んでいる地域では、未だに家父長制が根強く残っています。特に私たちの親世代は、家父長制にがんじがらめになっている家庭も少なくありません。これは筆者が実際に体験した義家族の価値観に驚かされたエピソードです。

その後

結局、私も義母も義祖母の介護をすることは物理的に厳しかったので、介護サービスや施設などを利用することになりました。
義祖母と義母はそもそもうまくいってなかったので、きっとお互いに嫌だったのかもしれません。

夫の発言からしばらくの間は義母も大人しかったのですが、しばらくして「今度法事があるから、その時に長男の嫁の仕事を教えるわね!」と言い出し、夫に「いい加減にしろ!」と怒られていました。

長男の嫁でなくても、できる人が協力したらいいですよね。長男の嫁だからといって、家を守るためにいろいろなことをしなければいけないというわけではありません。義母が長男の嫁として大変だったのはわかりますが、義母の価値観を、どうやったら変えることができるのか、我が家では夫婦そろって頭を悩ませています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K