子育てに正解はなく、子どもの数だけさまざまな子育ての形があります。特に何人か出産すると、兄弟姉妹でも個性や接し方が変わってくることもあるのではないでしょうか? 今回は、筆者の知人が子育てで猛反省させられたというお話をご紹介します。
そんな生活を続けていたある日、次女は「お母さん、私はお姉ちゃんの代わりじゃないよ? いままで私の心配をしたことなんてないのに、お姉ちゃんが出て行ったからって突然干渉するのはやめて」と言いました。
私は、まさか次女が自分を「長女の代わり」と感じているなんて思いもしなかったので、大きなショックを受けました。
次女の気持ち
次女は幼少期から長女にばかり構う私を見て、「自分の話は聞いてもらえない」「お母さんはお姉ちゃんだけ大切なんだ」と感じていたそうです。
当時まったく知らなかったのですが、次女はいじめにあっていたこともあるそうで、1人で悩んでいたと聞かされました。次女からしてみれば、「お母さんはお姉ちゃんのことでいっぱいいっぱいだから話しても無駄」と思ったとのこと。
次女のことを育てやすいと感じていたのは、次女が一人でたくさんのことを耐えてきたからだったのです。私は親として猛省しました。
現在
次女の話を聞いてから、私は次女と向き合うため、さまざまなことを見つめ直しました。いつ話しかけられてもじっくり話を聞き、姉妹に優劣はないことを伝え続け、改めて愛情を注ぎ続けました。
ようやく次女の心はほぐれてきて、いまでは良好な関係性を築けています。
まとめ
親の目線で育てやすいとか手がかかるとか感じているのは、実は子どもの我慢のうえに成り立っているのかもしれません。
筆者もこのエピソードを聞いて、今後子どもを何人か授かることになったら、一人ひとりとしっかり向き合いたいと感じました。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A