敷地内同居をしていると義理の親との付き合い方に悩むことがあります。今回は絶賛敷地内同居中の私の友人A子から聞いたエピソードを一つ。干渉しないでと頼んでも、息子夫婦宛ての配達物を勝手に受け取りチェックする過干渉な姑の話を紹介します。

何が届いたかかかさずチェックする姑

姑は、受け取るときには何が届いたか、内容もかかさずチェックして、嫁にダメ出しやおねだりをしてくるのです。洗剤と知ると「この前も買ってたじゃないの~はぁ、また買って……節約は嫁の仕事よ!?」と訳の分からないことを言ったり、お菓子と知ると「お菓子ってどんなお菓子だった? おすそ分け待ってまーす!」などと言ってくるのです。毎回荷物についてあれこれ言われ、詮索されるのがA子は本当に苦痛でした。

先日はなんと、A子宛ての荷物を姑が勝手に開封しようとしたようで、途中まで開けたところで舅に止められたというではありませんか。あまりの身勝手さに、呆れて開いた口が塞がりませんでした。

もう嫌! 嫁が取った対策とは……

姑の干渉が嫌でたまらず、プライバシーも何もないと感じたA子。きっぱりと「金輪際、うちの荷物は受け取らないでほしい」と再度姑に伝えました。

どうしても急ぎのものは少々面倒ではあるものの、受け取り場所を家の近くのコンビニにすることにしました。姑に荷物についてあれこれ言われたり、わざわざ姑宅まで荷物を取りに行くというストレスはなくなったため、良しとしたA子でした。

A子の姑は良かれと思って受け取っていたのかもしれませんが、嫁の気持ちを理解できない姑は、少々やっかいですね。敷地内同居を成功させる秘訣は、やはり互いに干渉しすぎないことに尽きます。適度な距離感を保ち、お互いに思いやりや優しさを忘れないようにしたいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K