ジメジメとする梅雨は、洗濯物がなかなか乾いてくれませんよね。知人は乾かない洗濯物対策に、洗濯乾燥機の購入を夫に提案しましたが、夫から時代錯誤な理由をつけて拒否されてしまいました。「そんな理由あるか!」とキレた知人は、ある復讐に出たのです。知人から聞いた話をご紹介します。

先にギブアップしたのは、B男のほうです。部屋干しの湿気のせいで、B男が大事にしていたブランドの洋服にカビが生えてしまったのです。
カビた洋服を手に、がくりと膝をつくB男。「どうしてくれるんだ!?」とA子に文句を言いましたが「残念だけど、諦めたら? 仕方ないでしょ、うちには乾燥機がないんだから」と言い放ったのです。

失言にようやく気付いた夫

「“洗濯機があるだけ感謝”しないといけないのよね!」と以前自分が言ったセリフを突きつけられ、自身の失言にようやく気付いたB男。
A子の根深い怒りにすっかり怯えてしまい、洗濯乾燥機を購入することを約束しました。これで無事に部屋干し地獄が終了したのです。

B男には悪気がなく、「今あるもので何とかなるだろう」と思っての発言でしたが、実際に洗濯をするのはA子のほう。
A子の意見をきちんと聞いていたら、悲劇は防げたかもしれません。
その後、無事に洗濯乾燥機が購入され、平和が訪れたそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子