これは「マスクは外出時の必需品」という、筆者の友人から聞いた【冠婚葬祭時のマスク着用】にまつわるエピソードです。お葬式に「良かれと思って」つけていったマスクが、実はマナー違反だった!?
葬儀でのマスク姿を見て母がため息をついた理由
ある日、急遽母の兄弟の葬儀に参列することになりました。葬儀にももちろんマスクをつけて行く気満々だった私が選んだのは、【黒】のマスク。
「お葬式には黒を身につければ間違いないはず! 喪服や靴やカバンも黒だし、黒で揃えるのがベストな選択よね!」と思ったからです。
しかし当日、葬儀場で久しぶりに会った母は、私のマスクをじっと見たあと、ため息をつきながら「黒いマスクは『今時の若い子のオシャレ』みたいに見えるわよ。白いシンプルなものに変えてきなさい」と言ってきたのです。
「えっ! お葬式に黒マスクって場違いなの!?」焦った私が会場を見回すと、確かに黒マスクの人は1人もおらず、ほとんどの人は白いマスクを着用していました。
私は葬儀場から徒歩10分の場所にあるコンビニへ、白マスクを買いに走る羽目になってしまったのです。
後日、マナー講師をしている友人にその話をしたら、「黒いマスクはカジュアルな印象を持つ人もいるから、公式な場にしていくのは良くないよ!」と突っ込まれてしまいました。
「事前に調べておけばよかった」と後悔した出来事でした。
最後に
マスクをすること自体がマナー違反とされる場面は少ないですが、色や柄などは、TPOによって使い分ける必要がありそうです。心配な場合は、事前にインターネットなどでマナーを確認しておくと良いかもしれませんね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Hinano.N