子育てや家事は家族が分担して行うもの……しかしなかには「男は外で働き女は家を守る」というような古い気質が残っている人もいます。筆者が実際に体験した、モラハラをすることに抵抗もなく、当たり前のように自分が一番だと思っていた筆者の夫のエピソードをご紹介します。

わからないことだらけ

夫は普段何も手伝わないので、何がどこにあるのか、まったくわからない状態でした。
調味料・鍋・フライパン・包丁・まな板……一人でしばらくガチャガチャやっていましたが、さすがに腹が立ったのか、私を叩き起こしてご飯を作らせようとしたのです。

夫の様子を見た長男は、すかさず止めてくれました。

「いい加減にしなよ! お母さんが具合悪いの知ってるだろ! 普段何にもしないから、どこに何があるかもわかんないんだよ!」

何も言い返せずイライラしている夫に対し、小学生の次男も「自分の家なのに、何がどこにあるか、何で知らないの?」と追撃!
夫はブツブツ文句を言いながらも、自分で必要な物を探しながら、カレーを作っていました。

美味しくないカレー

家族分のカレーを作ってくれたのはありがたかったのですが、料理をしない夫のカレーは、お世辞にも美味しいとは言えませんでした。
腹を立てていた長男が「あれ? パパ、マズいカレーは食べたくないんじゃなかったの?」とつい嫌味を言うと、食事の途中にもかかわらず、怒って自分の部屋にこもってしまいました。

長男の嫌味は褒められたものではありませんが、仕事で疲れているなど理由はあるのだろうと思うものの、全く家事をしてこなかった結果がこれです。息子たちの目に自分がどう映っているのかがハッキリと分かり、夫のくだらないプライドはズタズタになったことでしょう。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K

いま、この記事↓バズってます……!