筆者の母は退職後に5年間の再雇用を経て、昨年完全に職場を離れました。第二の人生を楽しむため、それまで通勤用に使っていた車を手放して新車を購入。実は、実際に車を購入したB店の前に、契約寸前まで行ったA店があったのですが……。今回は、母が購入を辞めるきっかけになったA店でのエピソードをご紹介します。
軽自動車希望なのに、普通車をゴリ押しされる
その後、Kさんから高性能なドライブレコーダーやカーナビの設置まで強引に勧められた母。
母もお人好しのため、どんどんKさんの思いのままに話を進められてしまいました。
しかも「高齢者運転講習は普通車なので、やっぱり普通車にも慣れていた方がいいですよ」と言い出し、突然普通車を勧めてきたのです!
さすがの母も、「いきなり普通車? なんで!?」と不思議に思い、私たち夫婦に相談してくれました。
高齢者の車購入には細心の注意を!
母からカーディーラーでのやり取りを聞きながら、私は怒り心頭。
母自身も自分がカモられていることに気づき、その後のやり取りは私たち夫婦が行いました。
結局、Aメーカーでの契約はやめることに。母と一緒にBメーカーのカーディーラーを訪れ、そこでの購入を決めました。
するとなんと1ヶ月後、Aメーカーの不正が発覚!
Bメーカーでの購入を決めて本当に良かったと安心しました。
営業担当者の手法によっては、高齢者やお人好しの方が不要なオプションや高額な商品を買わされてしまうケースもあるようです。
車に限らず、高額商品の購入時には家族や信頼できる人に相談するようにしましょう。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:広田あや子