嫁姑間の不仲はよく聞きますが、筆者の友人・A美は姑ととても良好な関係を築いていました。しかし、A美の夫はハラスメント三昧。そして認知症を発症し、介護施設に入所したA美の姑は、お見舞いに来た息子に対し衝撃の一言を放ちます。

気まずい雰囲気

慌てた施設の人が「息子さんでしょ!」と言っても、義母は「え?」と知らん顔。
「なかなか会いに来れなかったから……」と夫は取り繕ったのですが、義母は「私には息子なんていないわよ。ねぇ、A美ちゃん!」と夫の存在自体を忘れているようでした。

施設の人も気まずそうにしていましたし、何より実の母親から産んだことすら忘れられた夫は、いたたまれなかったのか一人で先に帰ってしまいました。

義母の遺言

その後、義母が亡くなった際には、公証役場で作成した遺言書があり、財産のほとんどを私に相続させるという内容になっていました。

義母にとっては、モラハラ三昧の息子の存在は消したい記憶だったのかもしれないと思っています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K