お金に関してマウントを取る人は少なくありません。時と場合を考えずにマウントを取ると、非常識だとレッテルを貼られることになりますよね。これは筆者が実際に体験したマウントのエピソードです。マウント大好きな義父母を数年後に襲った悲劇とは?

一般家庭

私の実家は自営業で、ごくごく一般的な家庭で育ちました。
裕福ではなかったものの、姉妹揃って大学まで出してもらえたことには感謝しています。

夫の実家は義父が不動産会社を経営していて、かなり贅沢な暮らしをしていました。
結婚当初から経済格差でいろいろな嫌味を言われ、義両親にはさんざんマウントを取られていました。

父の他界

結婚して2年が経った頃、病気がちだった父が他界しました。
長女である私は、実家に帰り、葬儀の準備などに追われることに……。

父がいつも言っていたのは「仲の良かった友達と親戚だけの小さな葬式が良い」ということ。
父の希望通り、質素な葬儀を行うと、参列した義父母がまたしてもマウントを取ってきたのです。

質素な式

義父母は父の葬儀中に「ずいぶんこじんまりとしたお葬式ねぇ。」「これじゃ浮かばれないよなぁ。」などと大きな声で嫌味を言い続けていました。

さらに私の母に対しては、お悔やみも言わず「お金のない老後って寂しいでしょうね~。」と声をかける始末。
これには私の親族は全員気分を害し、「何なんだ、あの夫婦は!」と非常識夫婦のレッテルを貼られることになりました。