もう10年以上前の話になりますが、私……既婚者を好きになってしまったことがあったのです。
わかっているのになかなか気持ちを断ち切れず悩んでいたときに、妹からかけられた言葉がありました。何と言われたのか私の体験談をご紹介します。

妹からかけられた一言とは……

4つ下の妹とは、特別仲が良いわけではありませんでしたが、適度な距離感で何かあったらお互いに相談し合ったりしていました。
しかし、この20年以上、一度も恋愛の話はしたことがありませんでした。
恥ずかしい気持ちがあったのでしょう。
その妹についにこの不倫劇の話をしたのです。

関係の始まりから、浮気の発覚、気づいたら結婚していた経緯。
恥を捨ててすべて話しました。
離れたいのに気持ちが言うことをきかないということも。
すると、黙って聞いていた妹からこのような言葉をかけられたのです。

「お姉ちゃんは明るくて綺麗で魅力的で、私の自慢の姉だよ。
こんなことで時間を無駄にしないで。」

妹の言葉でハッとした私

思ってもいない言葉でした。
きっと、馬鹿じゃないの? などと説教されると思っていたのです。
妹が私に対してどう思っているかなど、これまで聞いたこともなかったので、そんな風に言葉をかけてくれたこと、そしてそのように思っていてくれたことを知り、涙が出ました。
そして、この妹の言葉でハッとしたのです。
私は今まで何をしていたのだろうと。

この言葉のおかげで、それまで返してしまっていたLINEや電話もすべて消去し、彼との関係を断ち切ることができました。
妹の言葉があったから、あのとき変わることができたのだと思います。

親族の言葉って大切ですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Natsumi.K