筆者が教育関係の仕事をしていた頃、保護者に離婚の相談を受けることがありました。両親の不仲が子どもの心身に影響する場合があり、離婚問題が起きている家庭の子どもは不安定です。「子どものために離婚をためらっている」という相談に対して筆者がどう答えていたか、実体験からのお話です。

「子どものため」と離婚せずにいることで、子どもの精神が不安定になるなら、思い切って離婚した方が子どもにとって良い環境になる場合もあるということです。
何より私自身、ケンカばかりする両親が早く離婚してくれていれば、「ヒーローチルドレン」として頑張らずに、普通の子ども時代を過ごせたのに....と思うのです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:佐田 静
ltnライター:田中つぐみ