知人のB美には30代になった今でも仲良くしている幼馴染のA子とC子がいます。ある時、C子のお母さんが亡くなってしまったため、A子とともに葬儀に参列することに。すると、A子がとんでもない格好であらわれ……? 何があったのかB美から話を聞きました。

葬儀にあらわれた友人の足元にビックリ!

そんなある日、突然C子のお母さんが病気で亡くなり、A子とB美も葬儀に参列することになりました。
ところが葬儀当日、あらわれたA子の足元を見てB美は唖然!
A子が履いてきたのは、動物の皮から作られているために葬儀にはふさわしくないとされている、スエード製の靴。しかもカジュアルすぎる、ヒールの無いぺったんこな靴だったのです。
しかしA子は「えっなに? 靴がどうしたの?」と何も分かっていない様子。そこでB美はA子にスエードがマナー違反であることを伝えました。するとA子は「黒ならなんでもいいと思ってたの。家に黒の靴がこれしかなかったし……」と言い訳。

30代半ばにもなってマナーに違反しておきながら、情けない言い訳をしてきたことにB美は驚きを隠せませんでした。訃報を聞いてからでも、靴を買いに行く時間は充分にあったはずです。
ただ、そうは言ってもA子は大切な幼馴染の1人。B美はA子に葬式にふさわしい靴の素材やデザイン、ヒールの高さなどをしっかりと伝えることに。妊娠中や子連れの場合はヒールの靴だと危険なこともあるので、ヒールなしの靴の方がいいとは思いますが、素材に関しては気遣えますよね。
A子は『冠婚葬祭時の装いには細かいところまで気をつけなければならないのだ』と反省していました。

若いうちならまだしも、年齢を重ねるとこういった冠婚葬祭の場でのマナー違反にはより厳しい目が向けられるようになります。もし不安に思うことがあれば事前に調べ、しっかり準備してから参列したいものです。

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※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:南野ななみ
ltnライター:Ichikawa.K