病気は予防が一番ですが、万が一異変に気付いたときには、早めに対処するべきですよね。これは病院嫌いの私の夫が面倒臭がって受診しなかった時の体験談です。「これくらいは大丈夫」と高をくくっていた夫の末路をご紹介しましょう。
病院嫌いの夫
私の夫は『超』がつく病院嫌いです。
どこかが痛い、違和感がある、調子が悪いという状況でも、「これくらいは大丈夫。」と勝手に自己判断をして、市販薬を飲んだり様子を見たりします。
夫は特に体が丈夫というわけではありません。
義母からは「小さい頃は身体が弱かったのよ。」と聞いていたので、私はいつも「病院行きなよ。」と言うのですが、いつも「大丈夫!」と面倒臭がって病院に行かなかったのです。
歯の違和感
そんな夫が1ヶ月ほど前から「歯に違和感があるんだ。」と言い出しました。
「痛いの?」と聞くと、「痛い訳じゃないんだけど、歯をかみしめると変な感じがする。」とのこと。
もともと歯はあまり丈夫な方ではなく、治療した歯もたくさんある人なので、私は「ひどくなる前に病院に行った方が良いよ。」と言いました。
しかし、夫は「面倒臭いからいいや。」と言って、受診をせず放置していたのです。
激痛
するとある日、突然寝ていた夫が「うわぁぁ! 痛い!!」と夜中に飛び起きました。
夫の顔を見ると、違和感があると言っていた方の頬はピンポン玉が入っているのかと思うほど腫れていました。
我が家は田舎に住んでいるので、夜間にやっている歯科医はなく、朝まで我慢することに。
鎮痛剤を飲んでも効かないほどの激痛で、夫は一睡もできない状態でした。
歯医者へ
朝になって歯医者へ行くと、根尖性歯周炎と診断されました。
根尖性歯周炎とは、むし歯などが原因で、歯の根っこの先(根尖)の周囲にある組織に生じた炎症のことなんだそうです。
夫も歯の根っこに膿が溜まり、治療で膿を出さなければいけないと言われました。
先生にも「だいぶ前からずいぶん痛かったでしょう? こんなにひどくなる前に早く来なくちゃ。」と怒られる始末。
さすがに夫もショボンとしていました。