こちらが一方的に嫌な思いをすることも多いので、なるべく距離を置きたいですよね。
今回は、距離を置けない関係のお嫁さんに悩まされているという、筆者の知人から聞いたお話をご紹介します。
夫と健康的な生活を意識するように
私は3年前、還暦と呼ばれる60歳を迎えました。
「これからは健康にも気をつけよう」
と考えた私は、夫と2人で登山に行くように。
年の離れた夫も私も退職しており、時間だけは無限にあるので、2人のペースで色々な山を登りに行くようになりました。
これまでお互い仕事で忙しく、なかなか夫婦の時間をとれていなかったので、登山中に話せるのがとっても楽しくて。
何だか夫婦仲も深まったようで、穏やかな毎日を送っていました。
1人息子が結婚したものの……
そんなあるとき、1人息子が40歳にして結婚することに!
お相手の女性A子さんは25歳と、息子とはかなり年が離れていたものの、息子の幸せそうな笑顔を見られてほっとしていました。
でも、A子さんとはなかなか距離を縮められないままでいて。
私「A子さんの好きな食べ物は?」
A子「別に言う必要ないですよね」
私「ああ、そうよね」
いくら話題を振っても、会話をつなげようとはしてくれなかったのです。
さらに、私が出した料理もあまり食べてはくれず。
「緊張でお腹が減らないんだよ」
と息子はフォローしていました。
でも、A子さんがこっそり持ってきた菓子パンを食べているのを見てしまい、何とも言えない気持ちに。
それでも『意地悪な姑と思われたくない』と気にしないようにしていたのですが……。
大好きな義母が急逝
息子が結婚してからわずか半年余り、息子のことをとても可愛がってくれていた義母が急死してしまったのです。
認知症などの症状もなく元気だった義母は長年1人暮らししていて、私が時間のあるときに様子を見に行っていました。
いつも実の息子である夫より、私の肩を持ってくれていた義母。
突然の訃報に涙が止まりませんでした。
お葬式が終わり、息子夫婦と夫と4人で義母家の片づけをすることに。
心は落ち込んだまま、悲しい雰囲気が漂っていたのですが……。
感傷に浸らせない嫁が非常識すぎた!
「もうここに住む人いないんですよね」
「じゃあ家を潰して土地だけください」
「家を建てるお金は要らないんで」
急にそうトンデモナイ提案をしてきたのは、A子さん。
なんと、思い出に浸る私たちを無視して『早く家を潰して土地をよこせ』と要求してきたのです!
あまりにも非常識すぎる態度に、私だけでなく夫も息子も大激怒。
「ありえない」
「非常識にも程があるぞ!」
と夫たちが詰め寄りますが、全く退かないA子さん。
その後もブツブツ言ってきたので、息子が強引に腕をとり、帰ってもらいました。
それから1か月経ったいまでも、ことあるごとにその話を持ちかけてくるのです。
非常識すぎて頭を抱えていますが、息子はそれでもA子さんが好きみたいなので、どうすることもできず。
『住んでないならもったいない』という意見も理解できますが、気持ちを整理する時間は必要ですよね。なかなか納得できず、これからが不安で仕方ありません……。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい